注文建築のご相談をお受けしている際に、奥様が最も重要視される設備は『キッチン』です。毎日、使用する設備ですので当然だと思いますし、何よりキッチンで過ごす時間が長くなるので、快適な空間である事も求められます。
使い勝手の良さは家事の負担を減らす重要な視点です。
注文建築でのキッチンの選択は、各キッチンメーカーが研究に研究を重ねて、商品を製造しておりますので、よほどでなけれは『とんでもないもの』を掴まされることはないといえます。
使われる方、ご自身の予算の中で最良のものを選べれば特に問題はないと思います。
しかし、建売住宅では少し事情が変わります。
まず、建売事業を行うのは『不動産業者』であり、購入し使用されるのは『お客様』です。使う方のことを考える前に利益を考えることを優先する業者が多いと思われます。そのため、より利益が上がり、より売り易いものを選んでしまいがちです。
通常、商売とは、売る側と買う側の利害が対立してしまいますが、単純ではなく例えば、コストを安くすることは、お客様にとっても『手に入り易い』というメリットもあります。
こだわり出すと、コストはみるみる上がっていき、『高嶺の花』となってしまいます。
こだわりがないと、価格競争に巻き込まれて、それはそれで事業として上手くいきません。
そこで弊社では、バランスを取ることに重点を置いています。
その基準としているのが『ずっと続く安心』です。
耐久性、安全性、快適性、そして何よりもデザイン性を大切にしています。
デザイン=『プロポーション』という狭義ではなく、本当の意味で『用の美』を追求し、お客様にお届けしたいと考えております。
今回、日野市新井7号棟で採用しましたキッチンもこの基準で選んでおります。

フラット対面は、シンプルで空間が広く見えてとても快適だと思います。しかし天板が『人工大理石』となることで、コストが上がるうえ、カウンター部とキッチンの境が曖昧で、調味料の配置など日々の使用に不便な部分もあります。デュアルトップでは、天板を傷に強いステンレスにすることができますし、段差はできてしまいますが、キッチンとカウンターとのゾーニングが明確になります。さらにコストもフラット対面よりは抑えることができました。

弊社の高気密高断熱住宅『ドムス』においては、『図面』『現場』『暮らし』を極力一致させることを目標にしております。
『図面や基準法には出てこないからOK!』ではなく、お客様にとって、ずっと暮らしていく拠点であり、財産であると考えております。
気密性能を測定する場合には、『換気は除外してよい』となっております。通常、換気を行う場合には、外壁に大きな穴を空けて換気を行なっております。
換気を除外するということは、気密性能を計る『C値』は躯体のみの性能を指しているということになります。しかし、実際の生活において換気をしないということは快適な生活を送る中ではあり得ません。

以前に投稿させていただいた24時間換気の第一種換気システムはもちろん、キッチンのレンジフードも、レンジフード内で吸気、排気を行う『同時吸排仕様』とすることで、室内の熱損失を軽減しています。
キッチンの収納面に『ビルトインコンセント』を設置しております。ハンドミキサーや、コーヒーメーカーなどの炊事家電をお手軽に使用でき、家事や収納にも邪魔にならない便利な一品です。

油汚れ対策として使用しておりますキッチンパネルは、磁石が使用できるタイプの商品を採用しました。家族間の連絡などにご使用頂ければと思っております。
その他に、性能にもこだわりを持って選んでいる商品もありますがそれはもう少し工事が進んでから、ご紹介させていただいたます。
弊社が一番こだわっているのは、ドムスを通じて、お客様に『ずっと続く安心』をお届けすることです。