昭島市昭和町にて建築工事をさせて頂いております、木造耐火建築新築工事現場ですが、今年は長雨に祟られて中々進みません。 1階の建て方を行った次の日に予定していた『上棟=建前』も雨の為に2日も順延となってしまいました。 他のリフォーム仕事の予定が入っていた為、木造住宅建築工事の中で最も面白い上棟に朝から参加することが出来ず私自身もちょっとガッカリな気分でした。 乗り遅れた感満載で朝からのリフォームの仕事を片付け何とか現場に着いたときはすでに昼食時。


2階の柱が建ち、梁が掛かり、小屋束が建ち、母屋まで掛かった状態でした。
さすが、うちの大工さんは早い。
金物もしっかり施工されていました。






さて、お手伝いさせていただきますか・・・。
つぎは、小屋束の垂直を出すために『雲筋交い』を設置致します。
母屋が掛けられた小屋束。母屋方向は垂直に固定されますが、垂木が掛かる『流れ方向』は垂直に立てることができません。その為、雲筋交いを設置し束を固定して行きます。

筋交いで小屋束が固定されたら次は垂木を掛けて行きます。
プレカット加工された垂木を順番に設置し、釘で母屋に止めつけていきます。


この日撮った、私の最高の写真。
青空の元、屋根に上り作業する大工さんは凄くカッコがいいですね。
屋根の上では私は怖くて作業どころか動けませんよ。実際。
流石、大工っといった感じです。



建築が大好きな私。
この構造体を見るのが最高の幸せですね。
棟木から葺き下ろされた垂木。
その垂木を受ける母屋。
母屋を支える小屋束。
小屋束より上の材木を支える梁。
梁の力を基礎へと伝える柱。
どれ一つ欠いても建築は成り立ちません。
人間でいうと『骨』。
健康の源。
建築もこの段階がしっかりとしていないと『元気な建築』はできませんね。
次は、内部の『間柱』『筋交い』等を設置して行く工事を行います。

因みに次はこれも施工致します。
これは『制振ダンパー』詳しくは次回。
乞うご期待。