普段眼にする建物は、外壁や内装のクロスなどの仕上げ材が張られ美しく見えると思います。見た目がいいのは、良いことだと思います。ホームインスペクターとして住宅診断(ホームインスペクション)をさせて頂く際も、先ずは外観を気にします。外観のお手入れ具合で、その住まい手の住まいに対する思いを察し、大凡の内部の状況も想像します。その想像は、大きくズレない場合が多いのもお伝えしておきます。
見えるところの不具合を放置されるようであれば、当然に見えない部分など気にも掛けられないと思います。
住まいは『人生最大の買い物』です。大きなお金を支払って住宅を購入します。大きな金額支払ったから、今後何もせずに済むという訳にはいきません。10年程度毎に外壁を塗り替えたり、設備を更新したりして、住まいを守る必要があります。
残念ながら『金額の大小にかかわらず、モノはいずれ壊れる』定めなのです。
しかし、製造する際に、小さな工夫やこだわりで、寿命やメンテナンスの時期を延ばせたりすることは多々あります。
今回は、弊社のドムスの『外壁内部』のこだわりをお伝えしようと思います。
弊社のドムスの外壁は標準仕様では『窯業系サイディング15ミリ』を使用しています。これは、製造コスト+メンテナンス性+美観のバランスを考えた選択です。
特に「可もなく不可もなし」といった感じだと思います。
(左官仕上げやパワーボード、金属サイディング、ソリド等もオプションで承ります)
しかし、住宅の長寿命化に係る内部に使用する【金物類】にはこだわりを持って使用しています。
今回は、サイディングを止め付ける『金物類』についてお話ししようと思います。
現在、国内のサイディングメーカーは『ニチハ』と『KMEW(ケミュー)=クボタ松下』の2社が国内シェアの殆どを占めています。最近、『旭トステム=旭化成・LIXIL系』社が不採算の為に事業から撤退しました。大きなメーカーが事業を撤退しなければならない状況というのは、価格競争が過剰に起きている証拠とも言えると思います。
『購入者側は安く買いたい、販売者側は高く売りたい』があり、そのパワーバランスで価格が決まるというのは、常識ですが、過剰な状況に陥ったときは、建築工事の場合には、『手抜き工事』や『見えるない部分の使用材料のコストダウン』など、良からぬことを行う業者が出てきます。もちろん、こういった業者は、仕事を受注したいだけで、『お客様のために』など考えてはいません。
先述のように、外壁業界は大手のメーカーが事業から撤退してしまうほどの業界です。よくないと知っていても、自分たちの生活を守るため、外壁内部に使用する金物類を、メーカー純正品ではなく、社外品(海賊品)を使用している業者がいます。
というよりも、社外品の使用率は一説では40%を超えるとも言われています。半数に迫る勢いです。
メーカーは、自社でサイディングの板を製造し、それに合った止め付け金物等を設計、製造しています。汎用品や、社外品は多少コストは安くなりますが、建築の寿命を考えたときに、リスクが大きくなることを知っておかなければなりません。
工務店も、小さな外壁の金物についての知識が疎い人もいます。外壁だけでなく、建築の全てを知ることはかなり難しい部分もあります。(ちなみに設計事務所の方でここまで知っておられる方にお目にかかったことはありません。)
騙すつもりはなくても、結果お客様のためになっていないこともあります。
今、新築を建築またはご検討されている方は、是非一度、工務店さんまたはメーカーさんに、外壁に使用する金物類が、メーカー純正品か社外品かを尋ねてみてください。直ぐに『純正品です』と答えてくれる工務店、メーカーさんは、その他の部分にも拘って建築されている、意識の高い業者さんだと思います。
『ちょっと、業者に聞いてみます』といった回答では、外壁以外も余り拘りなく、安く作ることを目指している業者さんかもしれません。




今は、物価高の影響で建築費も高騰しています。
反面、各業者が住宅の高性能化を図り長寿命を視野に視野に入れて建築している業者も増えて来ました。
弊社もまた60年以上耐える木造建築を目指して、日々研究しております。
弊社では、お客様に『ずっと続く安心』をお届けするために、細部まで拘って建築しております。
以下に、純正品と社外品(海賊品)の比較を記載しました。(AI使用)
💰 価格
純正品: 社外品に比べると価格が高い傾向があります。
社外品: 純正品よりも安価です。例えば、同じ戸建てでメーカー品が約13.7万円かかる場合、社外品では約11.6万円となり、2万円以上の差が出ることがあります。
🛠️ 精度と品質
純正品: メーカーが自社のサイディング材に合わせて設計しているため、高い精度と品質が期待できます。これにより、施工後の反りなどの不具合のリスクを低減できます。
社外品: 精度が劣る可能性があり、金具が原因でサイディング材が反るといった施工不良につながるケースも報告されています。特に通気金具の場合、純正品の使用率は60%程度とされる現状で、社外品の使用が反りの一因となることがあります。