『コンパクトな空間を広く、オシャレに魅せる』~日野市高幡テナント工事~

建築において、『広さ』は制限されることが大半です。

テナント工事では、賃貸する『テナント』の範囲に、また新築では、土地の広さと都市計画(建蔽率、容積率など)によって、建主が希望するサイズを確保することができるか否かが決まります。

たいていは、『もう少し広ければ…』となります。

今回の店舗も、お施主様のイメージよりコンパクトな空間になりました。

その大きな要因は、お施主様が、人の動く『導線の幅』を小さく見積もっておられたことが原因だと思います。

『モノを運ぶ』という動作が、発生するのであれば、肩幅プラスαを検討しなければなりません。

『スタッフしか通らないから』といわれても、スタッフが人であるならば最低でも肩幅以上が必要になります。

働く人が、毎日『カニ歩き』も嫌でしょうし、万一の際には、避難に支障をきたします。そういった内容を設計に落とし込むと、必然的に使用できる空間は狭くなるということです。

今回は、実際に使用できる空間がコンパクトにならざるを得なくなりましたが、少しでも、広く見せるために、壁の上半分をガラスの室内窓にしました。

壁ではなく、奥行きを感じさせることにより、実際よりも広く見せることができます。

今回使用した建材は、LIXIL社の『デコマド』という商品です。造作で作ると、コストが上がってしまいます。

既製品を使うことで、お施主様の負担を減らすことができます。

様々な側面から、検討し、お客様にとって最適解を導き出すことが大切だと思います。