青梅市東青梅

ときに築年数の経ったマンションのリフォームのご依頼を受けることがあります。
古いマンションでも改修されていたりする場合もありますが、殆ど新築当時のままの場合もあります。
不動産業的な見方をすると近隣相場よりは安く購入することができるのであれば、それはそれで良いとおもいます。どちらかといえばマンション全体の管理体制の方が気になります。
今回のご依頼も築年数がたった物件でした。
床はクッションフロアに変更され、レンジフードなどは改修されていました。
こういった物件の難しいところはやはり見えない内部配管です。
実際この年代の給水管は『鉄管』で施工されています。『鉄管』は『錆びる』ものです。
今ではメンテナンスや耐久性を考慮して『架橋ポリ管』という樹脂製の管を使用しています。
今回も、水栓のメンテナンスを行おうとしたところ、錆びで中で折れてしまったりしました。
その他には、床下の下地の様子も見ることができないので、お見積りの際はほとんど、経験と感覚に頼るしかありません。
リフォームの経験をたくさんして行けば、大体、新築された当時の流行りの施工方法や、建てたメーカーの工法なども知ることができます。
今は、大手のハウスメーカーさんの物件も20年まえでは、目も当てられないものも存在します。
今回は、ローコストでキッチンの交換・和室を畳からクッションフロアに変更。洗面ボール、ミラーの交換。
便器の修理、壁紙の張替、内装の塗装工事を承りました。






キッチンの交換の様子。
設備屋さんが新しいキッチンにあわせて設備配管をしています。

完成。
今回は、お引渡し後すぐに住めるように家電などのお願いされています。

和室工事。
この当時は施工の精度もあまりよくないなの、大工さんは大変です。ただ床を作るだけではなく、出来るだけ水平を出すために細かく調整しながら作業を行っていきます。





築年数経ったマンションではよくコンクリートの躯体に直接塗装で仕上げているパターンがあります。
この場合上からクロスを張るには、糊が張り付くように加工が必要になります。
かなり手間が掛かります。
今回のご依頼は『ローコスト』です。
塗装された箇所には上から塗装を施して仕上げるのが一番費用が掛かりません。
ですので今回は壁の仕上げを『塗装』と『クロス』に分けました。












前述のとおり今回は家電もご依頼頂きましたの洗濯機も設置しました。
排水の固さが取れずコンクリートブロックで土台を作ったり、水栓からの漏水が止まらず蛇口の先(スパウト部)を交換したりして何とか収めました。



普段はあまり行わないエアコンの設置もさせて頂きました。
理由は簡単です、
量販店さんの金額に勝てないので、お客様にとって弊社でおこなうメリットがありません。
但し、お仕事を受けたからには全力です。
できるだけお客様の使い勝手、見栄えを検討し美しく収めます。








その他にも細かい工事を行い無事に工事完了となりました。
また一つ経験を積むことができましたことに感謝します。
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