青梅市柚木町中古住宅リノベーション工事現場

東京都青梅市柚木町3

青梅市柚木町で販売させて頂いた中古リノベーション木造住宅です。
こちらの物件は弊社で、不動産買取りさせて頂きました物件を自社施工でリフォームし再販させて頂きました。

(弊社の場合、建設業と不動産業を営んでおりますので、中古住宅の場合、買取後に発生するリフォーム工事を自社施工することにより外注費を減らすことができます。その為、同業他社様よりも高く購入させて頂く場合もあります。)
リノベーションの全様をご覧ください。

工事施工前の図面。1階は小さなDKと和室8帖。2階は6帖の洋室2間に和室1間。この時代の典型的な間取です。
来客があった時の為に、1階に和室を設置しています。

普段は『畳に横になってテレビをみる』といった生活スタイルでしょうか?1階が1間の引違戸で間仕切らてれいるため、実質的には半間(910㎝)程度の開口部となり、つながりは希薄になっております。
DKの狭さからキッチンは壁に設置されたI型キッチン。食器棚、電子レンジなどの厨房機器の置き場に困るといった間取りです。

まずは、間取りの変更を検討します。
新築当時とは『家族の形』『住まいに求められるモノ』が変化しています。そのギャップを埋めるために
使いやすさを追求し、『大きなLDK』、『回遊できる導線』を持たせることをかんがえました。
大きなLDKを創る為に、和室とDKを繋げて使用するようにします。しかし、和室とDKとを間仕切る壁には『筋交い』があり簡単には撤去できません。
キッチンの真横に洗面室があることに気が付きます。ここが通行可能になると家事の負担は一気に減ります。しかし、ここにも『筋交い』があり簡単には思ったように改装することができません。

そういった問題点を一つ一つクリアしていくことで良いリフォームもしくはリノベーションとなるのです。
これは筋交いを撤去し柱を補強している工程を示したプレゼンボードです。

同業社の方で、柱や筋交いを移動することを簡単にいう業者さんもおられます。柱や梁は建物全体を支える構造体です。配置されているバランスを崩すと局所破壊を起こす可能性も否定できません。
もしリフォームをご検討中で、柱や梁の移動をお考えであれば移動する先や移動の仕方は専門家がしっかりと判断し工事を行う事をおススメ致します。

築年数の経った建物の最も怖いところは浸水による被害です。材木は乾燥している場合は鉄に匹敵する強度を持っているといわれています。

しかし、濡れて湿気を吸った場合は極端に強度落ち、腐食やシロアリの害に晒されます。

築年数の経った建築の浸水事故の多くはベランダや軒、下屋根の等の板金で防水している箇所です。現在の建築とは違い鉄で創らてれいることが多いです。現在であれば腐食に強いアルミ材がほとんどでしょう。施工の方法もまちまちで正直びっくりすることもあります。

この物件も例に漏れない施工方法でした。その為一度壊して、現在のやり方で防水をやり直しました。
これで、ご安心してお住い頂けると思います。

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