

『注文建築は面倒くさい』
『でも、カッコイイ住まいが欲しい』
というニーズが少なからずあります。
そこでカッコイイ建売が作りたいという一心でデザインしてみました。
深い軒の安心感
縁側のような『内部空間でありながら外部とのつながりを強く持つ』ような曖昧な空間はとても面白く感じます。
軒下も曖昧な空間だと思います。突然降り出した雨を避けるために雨宿り。軒下から出るとびしょ濡れになる。軒下は雨を凌げる。こういった場合、軒下とそうでない空間とは明らかに違った空間だと思います。
軒の持つ安心感。この建物を訪れる人に安心感を与えます。

玄関には南面にスリット窓を配置し、明るく広い玄関を演出しています。

十分な明るさと広さをもつLDK。
できるだけ部屋の奥まで陽の光が届くよう窓の位置を高くしています。
建売では照明器具も、後付のシーリングライトが一般的ですが、演出効果の高いブラケットライトを壁に設置し雰囲気を演出いたします。
ダイニングキッチンはライティングレールにスポットライト。必要なところに必要な光を配光します。






洗面台は既製品ではなく造作することで、個性的な空間を作っております。
浴室はのテーマは『白』。
装飾を一切排し白一色でコーディネートしています。
浴室には南面に窓を設置し『朝風呂』を楽しめる空間としました。




2階のベランダは広くスクエアの区間としています。
どこかの部屋を通ることなく、2階のホールから出ることができ、家族間のプライバシーを確保できます。
主寝室からバルコニーを介し、寝室が伺えることで、家族の様子を伺い知ることができます。バルコニーを中心に据えることで適度な距離感を保つことができます。
囲まれたバルコニーから空を見上げると『家族だけの空』を感じることができるはずです。





寝室はできるだけ住宅にとって最もプライベートな空間です。だから『外からは遮り』『内に開く』ことを考えました。
寝室に比べ、主寝室は大人が2人で使うことを前提に大きめの空間にしております。




玄関横の壁は北側隣地からの視線を遮ります。北側隣地は南側に採光のため、大きな窓を設置することが多いです。
お互いの為にもこういった目隠しがあることで近所付き合いが円滑になるかもしれません。
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