青梅市根ヶ布で工事中の新築もついに本格的な建築工事に入って参りました。 地盤改良工事を行い足元を固めたところで、次は基礎工事です。 建築物は地面の上に、ポンっと置かれている訳ではありません。地面を掘って少し地中に埋めるイメージです。一般的には『根入れ』といいます。 これは『根入れ効果』や『Df効果』といわれる建物にたいする地盤の支持力を上げる効果があるとされています。(この件は、専門的すぎるので割愛します。) そこで基礎外周部及び地中梁部分を掘っていきます。

この『根切り工事』では相当の残土が発生致します。その残土を処分するにも相応の費用が掛かってしまいます。
そこで今回は土地の広さを生かし、場内処理(宅内処分)とすることで余計な費用の発生を防ぎました。


この『根切り工事』が終わると、割栗石と呼ばれる基礎の基礎を作るため砂利を敷き詰め、ランマー等で転圧し地盤をさらに固めます。
その上に、防湿シートを敷き込み鉄筋を配置していきます。
このあたりの工事写真は今回なくご紹介できないのが残念ですが・・・。
(参照1:木造耐火建築新築工事(昭島市昭和町N様邸)基礎工事Vol.01)
(参照2:基礎工事(根切~配筋検査)

綺麗に配筋された様子です。
近隣の方が現場にこられ『こんなに鉄筋いれるの?』と驚かれていました。
当然間取りにより基礎の構造にも影響をあたえます。その影響もあると思います。
弊社ではリフォーム工事も多数承っております。戸建てのリフォームも承っておりますが、一番どうにもならないのが地盤と基礎です。
ですので、地盤と基礎に関してはかなり慎重に行っておりますし、出来るだけ安全性を確保する設計としています。
他社さんでは、『地盤保証があるから大丈夫』と改良工事を行わないところもありますが、私自身保証をすればOKというモノではないと思っております。住まわれているご家族の心労は半端なものではないと思うからです。
できるだけ、安全な建物と建てる。
それが、我々のような業者の使命だと思っています。




弊社の場合、鉄筋が組みあがった状態で、自主検査を行っております。
そしてすべての箇所を検査し写真に収めています。
コンクリート打設してしまうと、どんな状態であったかお客様も確認できません。
工事の記録があれば我々も、お客様も安心できます。
この自主検査で多少改善点が発見されました。
直ちに、基礎屋さんに連絡し是正してもらいました。





そして、JIOさんの一級建築の方による配筋検査を受けました。
当然、前もって是正されているので難なくパス。
更に私は日々、不明な点や疑問に思う点はすぐにJIOさんに確認させて頂いているので、問題が発生しにくいですね。


このタイミングで設備屋さんが配管工事を行ってくれました。
今回の建物のお施主様も設備屋さんなので緊張しますね。
まぁ、間違った工事はしませんし、もし万一問題があれば直すので大丈夫だとは思います。
こうやって、弊社 株式会社アーキライフ の新築工事が進んで行くのです。