災害によるリフォーム工事(青梅市今井)

最近では紅葉も色づいてきてめっきり秋らしく…と思ったらいきなりの雪。
一昨日はちょっと緊張の朝でしたね。
寒さが増して富士山も雪がかぶっている姿が綺麗に見えるようになってきました*
と同時にティッシュ、マスク使用頻度も多くなっております(--;

さて、9月から始めています台風被害によるリフォーム工事、
解体~大工工事~クロス工事へと進み、やっとお引き渡しとなりました。

工事の初めは、

内壁を外し、水を吸った断熱材を撤去してから

腐食を防ぐために躯体の乾燥をさせるのですが、

水が滴るほど水を吸った断熱材が1ヶ月も躯体の中にあったので

これがなかなか乾かない…

水分計で測定してみると49%もありました。

窓を全開に扇風機をあて

除湿剤を設置して乾燥させていきました。

すると・・・

49% ➡ 24% ➡ 15% と標準数値まで下がりました。

乾燥しないで工事進めてしまうと、湿気が躯体を腐らせてしまうので

ココ とても大事ですね。

乾燥したので断熱材の設置をしていきますが、

断熱材はもともと設置してあった綿のようなふわふわした物ではなく、

板のような硬いスポンジ みたいな 水を吸わないスタイロフォームを設置。

今後、万が一同じような災害があったとしても費用面で負担が少しでも減るようにと変更しました。

その他にも

畳からフローリング
玄関とLDKとの壁にガラスブロックで光取り
畳室だった部屋とLDKとの間仕切り戸をすりガラス風に
クロスも大胆な柄へ
コンセントの位置を前回より上の位置へ移動
外構土間打ち・・・etc・・・

元の姿に戻すだけのリフォームではなく、

遊び心や機能面をプラスしています。

S様邸*

O様邸*

ということで、リフォーム無事に完成しお引き渡しさせていただきましたが、

被災した当時のことを考えるとこれではい終わり…ではないんですよね。

この先この場で生活をする上で自然に対する不安は拭えないわけで

もっと自治体で そこんとこ考えて対策していかないといけないと思うんです。

今回は、リフォームという形でお手伝いさせていただきましたが、
このリフォームで少しでも気持ちが明るくなっていただけたら嬉しいなと思いますね*