昭島市昭和町木造耐火建築新築工事現場では外壁工事もほとんど終了し、外回りの仕上げに入っています。 現場にはシャッターと軒天の材料が搬入されてきました。 早速作業にかかっていきます。 まずはシャッターを設置していきます。



シャッターが付くだけでかなり完成に近づいた気がするのは私だけでしょうか?
今回、大工さんのお手伝いも兼ねて私が設置して行きました。
シャッターの本体をケースに入れて、ガイドレールを付けて、最後にカバーをしておしまい。
意外と簡単ですが、想像以上にシャッターは重かったです。
いつも思うことですが、最近の住宅設備は大変良くできています。
組み立ても簡単で綺麗に収まるようにできています。
しかし、同梱のネジの数がピッタリなのがどうかと・・・。
落としてなくしたり、ネジが折れたらどうしようもなくなります。
『プロの仕事』とはいえ、人間がやっていることなのでミスもあります。
もう少し現場に『愛』が欲しいものです。





なんとか綺麗に収まり、稼働テストも行いました。
私が、シャッターと闘っている間に、大工さんが軒天の仕上げを行ってくれました。
通常軒天は、ケイ酸カルシューム板の上に塗装仕上げが一般的です。
しかし、『味気』がないのが気になります。
そこで、こちらの現場では、『杉板のサーモウッド』の外壁材で仕上げました。
サーモウッド=フィンランド建築技術センターが開発した木材高熱乾燥技術。
『水蒸気』と『高熱』のみで、薬剤を一切使用せずに普通の木材を腐り難い高耐久性を持った木材に変える技術。







玄関の上がこういう仕上げになっただけで、雰囲気が出ていい感じですね。
今回使用した白い外壁とのマッチングもとてもいい感じです。
優しい雰囲気に包まれます。
シャッター設置工事が終わった後は、耐火工事を行いました。
一般的な木造では使用することはないアルミ拍を電動タッカー(大きいホッチキス)で止めていきます。意外とこれが手間がかかる仕事なのです。



木造耐火建築は一つ一つ手間が掛かる仕事が多いですが、建築を知る上でいろいろな勉強ができ、現場は大変おもしろいです。
『燃えるものを燃えなくする』技術。
それが木造耐火建築なのです。