本日、あきる野市油平U様邸の新築のアフターサービス点検に伺って参りました。
新築、特に木造は建物の骨となる躯体が材木で出来ている為、季節によって膨張・収縮します。
その為、クロスが継ぎ目が開いたり、床鳴りが出たり、内装ドアの建付が悪くなったりします。
その辺を重点的に見させて頂き、調整を行いました。
不具合を事前に知らせていただいていたので、道具等もしっかり揃えて伺い、10中8,9はメンテナンスを終えることができました。
が、一箇所だけ治らない箇所がありました。
それがコレ!縦滑り窓用引き出し網戸!






縦滑り窓の吊り元側から、戸当り側に向かって出てくる縦型ロールスクリーンのような網戸です。
上の写真の様に網戸上部がベローンと外れています。
普通の網戸であれば、その場で修理してしまいますが、特殊なけいじょうの為パッとは行きません。
窓枠から外し網戸自体を分解。おおよその構造は理解できました。
上部枠にガイドが有りその中を網戸が走るという極めてシンプルな仕組みです。
バラして組んでみると案外うまくいきました。
そして、窓枠に戻すとなぜか網戸が外れてしまいます。何度やっても結果は同じでした。
再度バラしてよく観察してみると、ガイドにあたる部分の網戸が伸びて変形しているではないですか!
サッシ屋さんに、この症状を問い合わせると事例はないようでした。
流石にこれは私の手に負えないので、サッシ屋さんに引き渡すことにしました。
「自分でなんでもやる」が私のポリシーで、大体のメンテンスは自分で終わらせてしまうのが心情です。
直せなかったことに自分の未熟さを痛感した一日の午前でした。