変化を受け入れる二世帯住宅~木造耐火建築~

私は新築のご相談を承ったとき、ご家族の現状及び今後の変化についてご家族とご一緒に確認させて頂きます。
ご家族の現状というのは今必要な部屋の数などに影響を与えます。これはとても大切です。
しかし、この現状と同じくらい大切なものとして将来の姿があると考えています。
建築は非常に『長い命』をもっております。
『新築時に生まれ、解体時にその一生を終える』。
今、新築をしようとお考えのお客様に、『将来は解体される』という話は少々酷な話ではあるとおもいますが、『その時は必ず訪れます』。最初の計画段階で少し考えておくと後に来る最悪の事態は避けられる可能性もあります。
さらにいうと、住宅は家族と共に変化していきます。
お子様の成長。
新たな命の誕生。
悲しい別れ。 など。
その家族に訪れる『喜怒哀楽』を受け止めてくれる『舞台』である必要があると常々考えています。

制振構造
近年、群発する大地震。
阪神大震災以降、建築の耐震性は飛躍的に向上しました。
しかし、地震の力に耐える耐震のみでは建物にかかるダメージも大きくなります。
耐震性能で地震力に耐え、制震性能で地震力を制御し、出来るだけ被害を少なくすることが肝心だと考えます。
この建物は、筋交いの一部に制震ダンパーを組み込むことで制震性能を高めております。

建築概要
構造:木造2階建て(在来工法)
建築面積:81.05㎡(24.46坪)
延べ面積:160.64㎡(48.49坪)
1階床面積:80.32㎡(24.24坪)
2階床面積:80.32㎡(24.24坪)

木造耐火建築・制震構造

建築費:3,407万円(税抜)70.2万円/坪
地域:商業地域・防火地域

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