青梅市河辺
ご両親とお住まいになるということでご購入されたマンション、ほぼフルリフォームさせていただきました。
お施主様の一番のこだわりは玄関スペースをゆとりあるものにし、壁面に本を収納出来るように、とのことでした。
ときに『玄関』であり
『ギャラリー』であり
『図書室』でもある
曖昧な空間。使うときに用途が変化する『可変空間』です。

ますはパースから。
最初にお客様のイメージをヒヤリングし、私なりの答えを出します。
『こんな感じはいかがでしょうか?』




私にとって、玄関ドアを開けると最初に目に入るこの風景はいつも一番気を遣うアングルなのです。



もともとは5.7畳の一室だったスペース。
部屋の壁をなくしても、廊下と部屋との天井高に違いがあると目に見えない壁が存在してしまうので、
もともとの高さより少し下げて、天井高を揃え、視覚的に広さと統一感のある空間を作りました。

ゆとりが出来て、玄関との段差もさほどないので、
出入りも容易になりましたね*
仕上げはモルタル洗出し仕上げです




水回りもほとんど入れ替えました。やはり、水回りを変えるのと変えないのではリフォームする上で完成度は全然違いますね。
洗面所*



お風呂場*



キッチン*
見晴らしの良い景色を楽しめるように、吊戸棚を撤去し、できるだけ開口部を大きくしました。
お料理をしながらでも楽しめる空間にデザインしました。




リビング*



和室*
畳の収まりにも拘りました。
板間と畳の見切りを付けずによりシンプルに見えるようにしています。
この収まりは非常によく切れるノコギリの刃と大工の腕がないとうまく収めることができません。
こういう細かいところに気を使うことが非常に大切だと思います。






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