広げるのは空間だけではない。(羽村市栄町増築工事)

東京都羽村市栄町
Reform&Renovation リフォーム・リノベーション

家族の計画として子供の数を想定し新築することが一般的です。

うれしいことに予想には反し想定外の子供を授かる場合も少なくはありません。

家を持った後に、もう一人増えてしまうと子供の成長と共に部屋が足りなくなってしまいます。

今回のお施主様は前述のような事例でした。男の子2人に女の子1人。女の子が真ん中。長男はかなり年上。

これではすべての子供たちに部屋を与えないと勉強もままならい状況です。

そこで増築し夫婦の部屋を1階に設け、今までの寝室を子供に渡したいとのご要望でした。

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通常の増築では1階を増やすとその上は屋根にすることが一般的です。

しかし今回は工事予定箇所の直上がバルコニーであった為バルコニーを拡張しルーフバルコニーとすることをご提案させていただたきました。

バルコニーもこのサイズになると『洗濯物を干す』だけではない他の機能が発生します。

人が集い会話が生まれる場所と変化しました。

将来的にも子供が独立し、実家となったこの家に帰ってきたときも、孫と一緒に遊ぶこともできます。

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間取りも少し見慣れない形にしました。

通路と部屋との関係から収納を設ける場所非常に難しくなりました。

そこで部屋の入口部分を収納とすることで収納を通ってベッドルームに入る。

ベッドに入る前に着替えるという当たり前の行為を自然とできるようにデザインしました。

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建築を行う上で窓の位置や形も大切です。この写真は南側になります。通常であれば陽の光を入れるために大きな窓にしたいところですが、近隣との関係が隣接するマンションの駐車場となっております。大きな窓を作るとプライバシーや防犯面でも不安を感じます。そこでなるべく高い位置に横長な窓を設け換気や通風、採光がしやすい形としました。そもそもこちらの室の用途は寝室ですのでそれほど採光は必要ないと考えてのデザインにさせて頂きました。

反対の北側には余り大きくはないですが道路との距離なども検討し縦スリット窓を2本設置しました。

これにより、室内は天候に左右されにくい安定した明るさを確保しております。

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元々ウッドデッキであった場所を増築致しましたので1階の寝室の布団を干す場所がなくなりました。

そこで、小さい空間ではありますが新しくウッドデッキとテラス屋根を設置しました。

 

こうしてすべての工事が完了しました。

使い勝手は大切です。ただ、使い勝手だけを突き詰めると機能的なだけのワクワク感のない空間になってしまいます。

弊社では少しでも生活を楽しめるリフォームをご提案させて頂くよう心掛けております。

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