リビングの掃き出し窓の外に大きなウッドデッキ。家を持たれている方の憧れではないでしょうか?
「屋外リビング」といった感じです。
夏の夜は、デッキに出てビール片手に夕涼み。最高のひと時でしょう。
こちらの現場はより良いデッキのデザインを考えて施工させて頂きました。
室内を広く見せるため、できるだけ床の高さに近づけて施工します。
但し、沢山の難関があります。
適当に設置してしまうと、浸水やシャッターが使えないといった不具合が出ますので、要注意です。
「ウッドデッキは、地面の上に施工する」ということは当たり前です。
しかし、ウッドデッキのサイズが大きくなればなるほど、雑草が生えたときのメンテナンスをどうするのかが問題になります。
そこで今回は土を鋤とって防草シートを設置します。
地業
地盤面の土を鋤とって締固め地盤面を造ります。
つづいて防草シートを設置します。
鋤とり量に問題ないか確認もしておきます。
地盤が高すぎると建物基礎に浸水する可能性があるので要注意です。
基礎工事
設置した防草シートの上に基礎となるコンクリート平板を設置して行きます。
墨出しを行い最後に砕石を入れ地ならしを行いました。
デッキ工事
いよいよデッキ工事に掛かります。
大引・束(脚部材)という構造材を組立、高さを調整していきます。
地盤面はできるだけ平滑に仕上げて置きましたがやはり不陸(平坦でない)があります。
今回、1階の床の高さとできるだけ近づける為に用意した束は調整機能つきのため比較的工事は容易でした。
床の高さに近づけるためサッシ部分のデッキを切り欠く必要があります。
こういった細かい工夫の積み重ねがより良い住空間を創るのです。
デッキを貼り、幕板などの仕上げ工事を行い完成です。