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衣食住+仕事 事務所併用住宅 青梅市根ヶ布H様邸新築工事(地盤改良工事 ハイスピード工法2日目)

青梅市根ヶ布事務所併用住宅新築工事現場では、昨日から引き続き地盤改良工事を行いました。 前回のブログでこの『ハイスピード工法』のすばらしさはある程度お伝えできたかなと思っております。 本日は最終仕上げとなる『平板載荷試験』を行いました。 大抵の地盤改良工事では家を支える力『地耐力』は机上の計算により算定します。 その『計算結果の通り施工していれば問題ない』という感覚でおります。 もちろん『計算結果の通り施工していれば問題ない』のですが、なにせ地中の事。全く見えない訳です。 確かにSS試験に基づいた地盤改良方法を選定し、計算の上に施工します。 例えば鋼管杭の場合。地盤調査の結果で杭の長さ(=以下、杭長)を決めますが、既定の杭長まで貫入できないことがあります。 それは、地中内に障害物があり途中で止まってしまうことも稀にあります。 どうしようもない場合は現場と設計の判断で場所をずらすかもしくは、埋設物が大きい場合は途中で切断というケースもあります。 柱状改良の場合は、穴を空けながらセメント系の固化剤を注入していくため、しっかりと固まるのが前提であり地中内のことは確かめようがないです。 本当であれば、施工後にしっかりとした工事ができているかを確かめる必要があると思いますが、木造2階建ての住宅の場合、試験結果まで求められていない為省かれているのが現状なのです。  
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今回採用させていただきました『ハイスピード工法』は施工後に、必ず抜き打ちで1か所(50本中1本)『平板載荷試験』を行います。(=むしろ最初から見積りに計上されています。)

施工の終わった杭に上に直径25センチの平板(円盤形の鉄板)を設置し、その上から荷重を掛け沈みこむ量を検査します。

杭のみに最大30N以上の荷重を掛けます。許容範囲は2.5センチ。使用している砕石が大体2センチくらいあるのでその砕石が割れたり、動くと2.5センチが怪しくなります。

作業をしてくれた方に『もし、2.5センチ以上さがったらどうします?』と意地悪な質問をしてみました。

『下がりません。自分たちはしっかりした工事をしています。もし下がったら、下がらなくなるまでやり続けます。』と。

 

試験開始。

これほどの荷重を掛けられるモノは『建柱車』しかないとのことで、杭打ち機にジャッキを掛けマイクロメーターを設置。

荷重をかけると少しずつ下がっていきます。本当に圧力が掛かっている証拠です。

作業員の方が『○○Nで○㎜』と細かくチエックしていました。

作業員の方より私のほうが祈る思いで見ていました。

最大荷重に達し、また少し下がります。

スマートフォンで時間を計り既定の時間耐えなければならないのです。

3分経って『終了です』と。

『8㎜ですね』

許容25㎜の内の8㎜しか沈下しなかったとこことです。

さすがいうだけのことはありますね。

これで今回の地盤改良工事の全工程が終了しました。

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私自身初めての工法だったため不安もありました。

しかし、今回すばらしい工法に巡り合え、また勉強させていただけたことに大変感謝しています。

こうして色々な経験を積ませて頂けることに、周りの方々へのお礼として次につなげていきたいと心より思いました。

 

次は基礎工事に入っていきます。