衣食住+仕事 事務所併用住宅 青梅市根ヶ布H様邸新築工事(地盤改良工事 ハイスピード工法2日目)
今回採用させていただきました『ハイスピード工法』は施工後に、必ず抜き打ちで1か所(50本中1本)『平板載荷試験』を行います。(=むしろ最初から見積りに計上されています。)
施工の終わった杭に上に直径25センチの平板(円盤形の鉄板)を設置し、その上から荷重を掛け沈みこむ量を検査します。
杭のみに最大30N以上の荷重を掛けます。許容範囲は2.5センチ。使用している砕石が大体2センチくらいあるのでその砕石が割れたり、動くと2.5センチが怪しくなります。
作業をしてくれた方に『もし、2.5センチ以上さがったらどうします?』と意地悪な質問をしてみました。
『下がりません。自分たちはしっかりした工事をしています。もし下がったら、下がらなくなるまでやり続けます。』と。
試験開始。
これほどの荷重を掛けられるモノは『建柱車』しかないとのことで、杭打ち機にジャッキを掛けマイクロメーターを設置。
荷重をかけると少しずつ下がっていきます。本当に圧力が掛かっている証拠です。
作業員の方が『○○Nで○㎜』と細かくチエックしていました。
作業員の方より私のほうが祈る思いで見ていました。
最大荷重に達し、また少し下がります。
スマートフォンで時間を計り既定の時間耐えなければならないのです。
3分経って『終了です』と。
『8㎜ですね』
許容25㎜の内の8㎜しか沈下しなかったとこことです。
さすがいうだけのことはありますね。
これで今回の地盤改良工事の全工程が終了しました。
私自身初めての工法だったため不安もありました。
しかし、今回すばらしい工法に巡り合え、また勉強させていただけたことに大変感謝しています。
こうして色々な経験を積ませて頂けることに、周りの方々へのお礼として次につなげていきたいと心より思いました。
次は基礎工事に入っていきます。