木造耐火建築新築工事(昭島市昭和町N様邸)基礎工事Vol.02
前回、基礎工事Vol.1で基礎建造し始めました。
今回はその続きとなります。
前回の記事で基礎の鉄筋を組み上げ、第三者機関による配筋検査が終了したところまで書かせて頂いたとおもいます。
今回は一般的に『これぞ基礎工事』っという、代名詞的な『コンクリート打設』を行いました。
こちらの工事では、大型の重機が必要となります。
コンクリート工場から生コンを現場まで運んできてくれる『ミキサー車』とそのミキサー車から降ろした生コンを現場で打設するための『ポンプ車』が必要となります。
現場の敷地にゆとりがあれば別ですが、敷地に対して目一杯大きく建物を創ろうとすると、敷地内に納まり切らず、前面の道路に駐車しての工事となります。
その為あらかじめ警察より『道路使用許可』を得て工事を行うことになります。
因みにこの『コンクリート打設工事』は2日に分けて行います。
最初に日に『基礎耐圧盤』を施工します。現在の木造建築はほとんどの場合が『ベタ基礎』です。その為、先行して平らな床面を建造し、次に『立上り』を打つという段取りを取っています。
一度に打設できればいいのですが、一緒に行うと立上りを打った時にコンクリートが自重で下がってしまいますし、『立上り』を打つために必要な『型枠』を建てる場所が硬化していないので『型枠』を建てることもできないのです。
作業前の現場の様子です。警備会社に依頼して警備員を2名配置し通行される方の安全を確保しながらの工事となります。
写真に写っているのは、コンクリートを作業場所まで『圧送』する『ポンプ車』と『ミキサー車』です。
ミキサー車からポンプ車に生コンを移し替え、コンクリート工事を行います。
型枠の中はこんな感じになっています。以前配筋した鉄筋と次の工程で出てくる『土台』と緊結する『アンカーボルト』、さらに『柱』と緊結する『ホールダウン金物』も設置されています。いまではこういった金物を固定する専用に治具まであり、かなり精度の高い仕事ができるようになってきています。