木造耐火建築新築工事(昭島市昭和町N様邸)遣り方
少しブログの更新が遅くなってしまいました。いつもご覧いただいている方々大変申し訳ございません。
というのも、事務所では躯体(クタイ)の材木を刻むプレカットの打ち合わせや、基礎を建造するための『基礎伏図』や『配筋図』、『鉄骨階段』などの複雑に絡み合う部分の打ち合わせを行っておりました。
普段であればそれほど苦労もしない工程なのですが、やはり木造耐火建築となると色々なところに『しわ寄せ』が来て、それを補完するために色々な対策を練りながらの作業となります。
どのように搬入し、どのように設置し、どのタイミングで作業をおこなうか?など・・・。
まぁそんなことを日々考えている私です。
さて、本日(8/8)はやっと出来上がった『基礎伏図』を元に現場で仲間の基礎屋さんと一緒に『遣り方』を行って参りました。
以前のブログでも書きましたが『遣り方』とは、建物の位置、基礎の高さなどを現場に指示する為の仮設の木枠です。
詳しは・・・。遣り方(建築用語)
以前行った『地縄張り』は建物位置を建築予定地に記すもので、基礎の高さまではわかりません。
この『遣り方』を元に、基礎屋さんが基礎を建造してくれます。
所謂、基礎の原寸図といったところでしょうか。
柱を立てて、水平に貫を打って、触れ止め掛けて、水糸張って完了。
いうと作業的にはこれくらいのモノです。
但し、私にとってその精度が大事です。
こちらの作業、午前11:00からスタートして午後3:00頃まで掛かりました。
午後からは陽が出てきて、熱中症との戦いです。
炎天下での3時間以上の作業・・・。
途中で昼食を摂ったり、暑さでバテないよう休憩を取ったりしながらの作業でしたが何とか終了しました。
因みに自慢の精度は13M45㎝3㎜の長さで誤差1㎜以下で仕上がりました。
私の現場は最悪でも3㎜程度の誤差で仕上げますが、今回は最高の仕上がりでした。
一緒に作業した基礎屋さんも、相性がいいと喜んでくれました。