キッチン水栓交換(福生市武蔵野台マンション)
自宅のキッチンの水栓が古い形状で気に入らなかったので交換工事を行いました。
特に気に入らなかったのが、シングルレバーを押し下げると水が出るというタイプであることです。
『阪神大震災』以前のシングルレバー水栓は押し下げて水が出るものが多いです。
震災時に水栓の上に、モノが落下し水が出つづけたという教訓を元に最近の商品は押し下げると水が止まり、押し上げると水が出るという形になっております。
工事前の自宅では、キッチンは押し下げると水が出て、洗面所は押し下げると止まるといった動作に違いがあることが非常に不愉快でした。
せっかく交換するということで、シャワーヘッドの浄水器内蔵型にすることにしました。
元の水栓です。レバーハンドル、蛇口の先端が樹脂でできています。
経年変化でクリーム色になって少し古い感じがしますね。
これを交換していきます。
まずは、水道の元栓(バルブ)を『閉』にします。マンションの場合は共用廊下のメーターボックス内にあるのが一般的です。戸建の場合は、屋外のメーターボックスにあるのが通常です。
通常であればシンク下の収納内にメンテナンスを行えるようになっております。
目隠しの為に蓋がしてあったりします。
蓋を外すと水栓へとつながる給水管が見えます。
ここを分解し交換することになります。
『逆止弁』という水が逆流しないようにする弁が設置されていましたので、その弁ごと撤去しました。
キッチンの中からみた水栓を固定している部分。
この大きなナットを外して水栓を撤去します。こちらのナットは37㎜もあり普通のモンキーレンチ等では対応できません。もし、ご自身施工されたい方は、専用の工具をご用意いただくことをおススメします。
ここまでが古い水栓の撤去工事です。
因みに、こちらは私が愛用している工具。セットで○万円もします。
はっきり言って専用工具なのでかなり高価です。もっと簡易的なモノもありますので、一回くらいしか使わないなと思われる方はそちらをお使いください。(ホームセンターで2~3,000円くらいであります。)
ここからは新しい水栓の設置工事です。
設置の方法は基本的には撤去工事の逆手順で行います。
先程分解した給水管に新しい逆止弁を設置します。
キッチンワークトップの上から新しい水栓を設置し、シンク下のメンテナンス口に給水用の配管を下してきます。
この時、本体が真っ直ぐ設置されているか再度確認します。
ほとんどの場合が目印になるようなシールなどの印あると思います。
本体を固定するためのナットを入れていきます。
シャワー水栓の場合、ナットの内寸がギリギリに作ってあることが多いので捻じれたりしないように慎重にいれていきます。
ナットを軽く占めて仮設置します。この時に水栓の方向を最終確認します。
ナットが仮設置できると先程、撤去時に使った特殊レンチで本締めをします。
これで、本体はしっかり固定されました。
続きまして配管の接続を行います。
最近の商品はすごくよくできています。ほとんどワンタッチ。
2枚目の写真が接続部品です。
写真左側の部品が新規格で右側が撤去した旧規格品です。
ゴムパッキンと袋ナットで接続する旧規格とは違い、クリップのような部品をはめるだけで接続できてしまう新規格。技術の進歩はすごいですね。
接続完了。
キレイに収まりました。
漏水がないかチエックをおこないます。
配管周りの問題は有りませんでした。
続いて浄水カートリッジの取付と動作確認をおこないます。
蛇口をひねるとカートリッジを入れるようにできています。カートリッジの取付方向を間違えないようにして組み立てます。
通水して漏れや不具合がないか確認します。
こちらの商品は蛇口の先端に『原水』『シャワー』『浄水』の切り替えスイッチがあります。
こちらもチエックしておきます。
全てのチエックがおわりました。
あとはシンク下の目隠しの蓋などを片付け工事完了です。
新しくなった水栓で気持ちよく暮らせるようになると思います。
因みに、シャワーは『野菜を洗うときに便利』といっていました。