一歩先の高級感 八王子市マンションリフォーム工事 Vol.04
先日、リフォーム工事が終了いたしました八王子市元横山町モリスマンションリフォーム工事現場ですが、お客様より追加工事のご依頼を承りました。
ご依頼内容は収納内の『棚』です。
実は、収納の棚という物は非常に難しい存在です。
住まう方がどのように使用するかによって形態が大きく変わるからです。
布団や日用品などを収納したい方は『中段』と『枕棚』くらいが必要になります。
衣類を収納される方は、ハンガーパイプなどを設けて使用される方が多いです。
費用を度外視すれば折衷案もあります。
お施主様よりご連絡を頂いた際もどのようなモノを使用するか?お話を伺いました。
今回は、『中段』と『枕棚』という『押入れタイプ』をご所望でした。
まずは墨付けを行います。
『中段』は大体床から90㎝くらいの高さに設置するのが一般的です。今回も90㎝で設定しました。
さらに90㎝上に『枕棚』を設置します。
天井高が2.4Mなので残りが60㎝。あまり重いモノを乗せると取れなくなってしまいますので丁度いい高さ設定ではないでしょうか?
今回は24㎜の『ラワンランバーコア』という材料を使用しました。
その為、仕上がりで床から900㎜に設定していますので、墨は『ランバーコア』の厚みを引いた876㎜で墨付けしています。
棚を支えるための『受け材』を設置する為の下地を探しています。下地がないところにビスを打っても効きません。
下地の位置は大工さんや工務店さんによって変わってきます。
大体は455㎜ピッチが一般的ですが、中には303㎜ピッチといった現場もあります。
今回の現場も303㎜ピッチでした。
『差し金』という定規を使うと303㎜に印が有ったりして大変効率的です。
下地探しの底盤『下地チエッカー』を使用しています。
ペン状の本体の先から針が出てきて下地がいるところでは刺さりますが、下地が無ければ戻ってきます。
こうやって下準備を行います。
『受け材』を設置しました。
今回は『受け材』として『廻縁』を流用しています。
棚板を収め、小口テープを貼って完成です。
地味な作業ですが、この作業は下地がなかったり場合に依ってはかなりの作業時間を要する侮れない工事なのです。
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Before
After
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Before
After