相模原市緑区戸建住宅リフォーム工事(水回りリフォーム編)
年末から2月の前半にかけて現場が重なり走り回っていたせいで、久しぶりのブログ更新となってしまいました。
さて、本年最初の仕事となりました相模原市緑区戸建住宅リフォーム工事現場も2月3日に無事に御引渡しをさせて頂きました。
こちらの物件は7年間空き家となっていた為、風呂をはじめとする水回りの改修工事が大半を占めました。
平成3年築のこの建物は当時建築された工務店さんのこだわりが随所にみられるよい建物でした。
リフォームする為に解体するとよくわかります。基本となる躯体はしっかりしていました。
但し、20年以上経った現在とは建築設備はまるで違いますし、住まわれる方の価値観もまるで違います。
それでは今回のリフォーム箇所に対する考えや御注意点を書いてみましたのでをご覧ください。
トイレリフォーム
ビフォア
アフター
人にはそれぞれの慣れ親しんだ生活スタイルがあります。トイレの収納も依然から使用されている方は、トイレットペーパーや掃除道具などの収納をされていることが多いです。
リフォームする際に全く別のデザインにすることは問題ないのですが、「慣れ親しんだ生活スタイル」を根底から覆すのは如何なものか?と私は考えます。その為少し費用をかけてもトイレ収納は設置された方がよいのでは?とご提案し今回ご採用して頂きました。
以前はウォッシュレットではなく、今回ウォッシュレットをご採用頂きましたので電源の問題が発生いたします。トイレリフォームをお考えの方はご注意ください。
洗面室リフォーム:
ビフォア
アフター
なぜかさっきの「トイレのビフォア」と「洗面室のビフォア」がすごくピントがずれているのが気になりますが・・・。
リフォームが終わっているので撮り直しもできないのでご容赦ください。
この時代の洗面室と浴室は奥行は1間(1820㎜)あるのですが間口方向が4尺5寸(1365㎜)という間取りが大半を占めます。そして廊下との境となる引き戸の間口が600㎜前後という形になります。しかしこちらの物件の引き戸の有効開口は約550㎜程度しか取れていませんでした。理由は隣接る浴室の開口との取り合いにありました。
その為ごく一般的な洗面化粧台を入れようとしても入りません。
そこで今回はTOTO社製の「リモデア」という奥行の狭い洗面台をご提案させて頂きました。
当然、工事の問題もありますが、なにより普段「洗面室=脱衣室」になっています。
「服を脱ぐ」という行為は以外と大きなスペースを必要とします。その為10㎝でも広くして使いやすくさせて頂きくことが、我々建築のプロとして大切なことだと考えます。
浴室リフォーム:
ビフォア
アフター
平成の初めの頃に地元の工務店さんによって建てられた住宅のほとんどはいわゆる「在来風呂」です。
脱衣室と浴室は普通であれば裸になるところです。しかし間取りを検討していくとどうしても南側にリビングや居室を配置したいので、北側に配置されることの多いです。浴室はタイル張りでしかも寒色系にされると非常に寒いです。
今回、在来風呂からユニットバスに変更致しました。寒さ対策として「断熱パック」というオプションをご提案し熱環境対策をしています。色もできるだけ温かみのある暖色系をお選びいただき、照明の色も電球色とすることで視覚的にも暖かく見えるように工夫しております。
キッチンリフォーム:
ビフォア
アフター
平成初期は「システムキッチン」へと変わる過渡期です。その為システムキッチンとボックスタイプのキッチンが混在します。ボックスタイプのキッチンを使用した場合大体こんなものでしょう。
しかもこの時代のキッチンは前に「大きな引違の窓」があります。これは吊戸棚を決める中で大変問題になりますので、キッチンリフォームをお考えの方はご注意ください。
今回は、ガスコンロからIHクッキングヒーターへと熱源が変更されました。その際にIHに必要となる200Vの専用コンセントとブレーカーの増量が必要となりました。さらに配線の変更も発生しました。
見えないところで必要となる付帯工事が有りますのでお気を付けください。
キッチンの詳細です。
最近は人気の「アンティークウッド調」の面材。
物の出し入れがしやすく、大型の鍋なども収納できる「オールスライド収納」。
明るく清潔感溢れる「人工大理石のワークトップ(人大トップ)」。
そして、ちょっとしたコップやスプーンなどを乾かすこともできる「アイレベル収納」。
お施主様の細かいこだわりが形になりました。
今回水回りのみではなく色々な箇所のリフォームを承りました。ここではその一部をご紹介いたします。
居間リフォーム:年代を感じるフローリングにリフォームフロアを上張りいたしました。これにより少し明るく柔らかい雰囲気を演出して
います。
今回は「水回りしフォーム編」ということでこの辺で・・・。
ビフォア
アフター